幸せややりがいをもたらす介護の仕事

介護職と聞くと大変そうなイメージが先行しがちですが、実はとてもやりがいがあり、幸せを感じることも多々あります。もちろん介護自体は大変で、時間が限られた中で不測の事態が次々に起こることもよくあります。利用者が突然歩きまわったり、トイレの呼び出しが頻繁にあったり、転んでしまったり、それらが一度に起こったりします。

しかし、そういうことが毎日起こるわけではなく、利用者とゆったりと話をする時間やレクレーションを一緒に楽しむ時間もあります。日常生活のケアをする中で、利用者のそれぞれの個性を知るようになります。利用者と触れ合いながら、利用者から幸せを与えてもらうことも多いのです。

利用者は、高齢者であったり障害者であったりいろいろな特徴があるでしょう。利用者は、介護スタッフよりも人生を長く生きているケースもあります。そのため、利用者と触れ合うことは介護スタッフ自身の人間性の幅を広げ、深みを与えます。また利用者からの笑顔や感謝の言葉は、人と触れ合う喜びももたらします。他職種では、これほど人と密接に触れ合うことは少ないかもしれません。

人との触れ合いは、利用者だけでなく介護スタッフの心にも影響を与えているのです。一見すると、介護職が一方的に利用者のケアをしているだけのように思えるかもしれませんが、介護スタッフにとっても利用者と接することは癒しでもあるのです。

介護職の現場は実際に煩雑で大変です。しかしながら、その仕事を通して自分自身が癒やされたり、幸せを感じることができる仕事でもあるのです。